明確な定義のある言葉ではなく、なんとなく「太陽光などの再生可能エネルギー×蓄電池×通信機能搭載の電気メーター」などを備えた家が集まって省エネに気を使っていればスマートであるようです。あと電気自動車があったり、それをシェアしていたりすると、なおよし。
「それって結局、電機メーカー主導の住宅開発じゃないの?」と矮小化して捉えてしまいそうになりますが、じっさい芦屋市の埋立地・涼風町に生まれたスマートシティ「そらしま(スマートシティ潮芦屋)」を開発したのは、パナソニックのグループ会社パナホームです。
その住宅開発に伴って開かれたのが涼風東公園ですので、公園内も所々がスマートです。
とりあえず、時計はソーラー式ですが、これは現代の公園では普通のことですね。
LEDの公園灯というのは、まだちょっと珍しいですね。スマートです。LED球はパナソニック製かも。
トイレと防災備蓄倉庫の兼用建物。無駄な装飾を取り払い、ずいぶんとスマートな印象の建物です。もしかしてパナホームの商品でしょうか?
公園内がスマートなのはこれくらいですが、隣りのマンションには電気自動車用の充電スタンドがあって、やっぱりスマートです。
しかし実際のところ、電気自動車ってレンタカーか役所・企業の宣伝を兼ねた採用のほかには見たことがないのですが、どのように使われているのでしょうか。このスタンド。
(一社)次世代自動車振興センターの統計では、平成24年度段階でプラグインハイブリッド(PHV)と電気自動車(EV)をあわせて56000台が国内で保有されているそうなのですが...
いや、マンションか町全体でカーシェアを取り入れているのかな?
さて公園に戻って。
旧市街地からは2キロ位沖に出た埋立地なので、遠くに六甲の山並みを眺めることができ、ずいぶんと開放感があります。周囲の戸建て分譲地が売れてくると、また違った景色になると思いますが。
遊具やパーゴラなどの公園施設は、とくにスマートとは関係なさそうです。
複合遊具が1つと砂場、あとは大人向けの健康器具があります。
まだ実用化・商品化はされていませんが、人が歩く時の振動で発電する発電床なんてのも研究されていますから、そのうち子供が走り回ると発電されるスマート公園が生まれるかもしれません。
(2014年9月訪問)
マンションにある充電設備ですが、じつはこのマンションには、最初からカーシェアリングを実施しておりその専用設備になります。すでに住民が便利に使用しています。いつも停車している車が止まってないようですので、この日も出払っていたようですね。
返信削除匿名さま:
返信削除ブログ管理人です。ご教授ありがとうございます。
やはりマンション内でのEVカーシェアが、あらかじめ組み込まれているのですね。
カーシェアはまだ普及途上なので、利用者の気持ちのハードルを下げるうえで、新築分譲マンションに初めからシステムが組み込まれているのは良いアイディアだと思います。
その分だけマンション内の分譲駐車場台数を減らして、空いた場所で住戸数を増やすことも可能になりますから、これからそうしたマンションが増えてくるかも知れませんね。