淡路島の中心都市である洲本市は、洲本川の河口に開けた城下町です。
市街地の南側に小さな丘が2つあり、海に近い丘が洲本城跡のある三熊山、もう1つの丘が曲田山(まがたやま)公園です。
曲田山公園は洲本の花の名所として有名なのですが、調べてみると都市公園にはなっていませんでした(洲本市が管理している公園ではあるのですが)。まぁ都市公園であるかどうかというのは事業手法の問題なので、あまり重要なことではありません。
公園への登り口はいくつかあるのですが、この時は洲本中央公民館の横手から登りました。
写真は公民館裏の遊び場。駐車場も兼ねているような曖昧な空間利用ですが、城下町の古い街並みということもあって市街地には公園が少ないためか、公民館にしては遊具が充実しています。
そこから緩いつづら折りを登っていきます。標高は80mほどで、遊歩道もしっかりしているので、とくに苦になるような道ではありません。
山頂付近には、ハイキングクラブの「登山記録箱」がありました。
おそらく毎日登山の方が名前を書くノートが中に入っているものと思われます。
丘の頂上には浄水場があり、いちばん高いところまで行くことはできません。
浄水場を取り巻くように遊歩道が巡っており、サクラの季節には賑わうようです。訪れたのは4月でしたが半ば過ぎだったので、もう花は散って葉桜になっていました。
また市街地の眺めも良いのですが、この時は2013年4月の淡路島地震の直後であったため、住宅の屋根にブルーシートがかけられたものが目立ちます。
遊歩道を通って浄水場の南側に出ると、休憩園地や遊具のある広場に出ます。
ここには公園の駐車場もあるので、通常の利用であればこちら側がメインになると思います。
淡路島の花の名所を巡る「あわじ花へんろ」の札所(名所)の一つに数えられています。
この机付きの標識のようなものは、スタンプラリーでも開催した時の名残でしょうか。
ただ、こちらの広場は木々に囲まれており、眺望はあまり良くありません。そのあたりも考慮に入れてのことでしょうか、木製の櫓が組まれた展望台がありました。
がしかし、訪れた時は立入禁止でした。地震の影響があったのか、また単純に傷みが出ていたのかは不明です。おそらく、ここに登れば大阪湾の眺望が楽しめたことと思われます。
おまけ.
ヤマカガシも噛まれると怖いってことで。
(2013年4月訪問)
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