その中でわずかに縄文遺跡を感じることができる(?)のが、朝日ヶ丘遺跡緑地。住宅地の中の小さな公園です。
現地の解説板によると、「縄文時代ゆかりの石や木々を配置して、ロックガーデン風に創った」とのことですので、遺跡保存のために買収した用地を緑地として活用しているということなのでしょうか。復元整備ではなく、まさしく「創った」という感じです。
一見、庭のようですが公共の緑地です |
配置されている石には、「秀吉時代の石切道具の破片」と近所の方が教えてくれた金属片が挟まったものもあり、なかなか興味津々です。が、もっとも、現地には特にこのことに触れた解説などはありません。
近所には刻印石やくさび跡の残る「残念石」(大坂築城・修築の際に切り出しかけて途中で放棄されたり、運搬中に川や港に落っことしてそのままになった石)がたくさんありますので、もしかすると教えてくださった方の中で、お話しが混じってしまっているかも知れません。
たがねが途中で折れたところに見えますが、どうなのでしょう? |
朝日ヶ丘遺跡について詳しく知りたい人向けには、遺跡緑地から道を挟んだ東側にある朝日ヶ丘集会所の建物内に出土品や標本などが展示されています。
集会所内の展示 |
また、集会所の敷地内(建物裏手の目立たないところ)には芦屋市域全体を1/300で標示し、主要な遺跡の分布を示した屋外立体模型があります。「触覚模型」となっているので、上に登って見るもよし、寝そべって見るもよし、なかなか面白い展示です。
けっこう遊べます |
0 件のコメント:
コメントを投稿